夕焼けだんだんで人気の街、台東区谷中の外れにあるコンパクトなお寺『慈雲山 本妙院』。その境内の片隅に、ひっそりとチン座まします金精明神様のお姿です。
青い屋根が素敵な本妙院本堂。元和元年(1615)創立。寛永三年(1626)焼失、文政年中(1816~1829)十五世日暁の代に再建、とのこと。先客に御朱印巡り中とおぼしき女性が一人おりましたが、チン石には目もくれず立ち去ってゆきました。
お寺に入ってすぐ左手に、客人稲荷大明神の祠と、金精明神様のおうち(祠)が建っておりました。いつも思うのですが、大都会でこうした一戸建てにお住まいの金精様、たいしたもんだと思います。
ではさっそく扉を開け、そのお姿を拝見。失礼いたします。
こちらが金精明神様のお姿。ほどよいデフォルメでバランス良く安定感も有り、素晴らしいお姿です。思わず2,3度さすってしまいました。
金精明神様は落語『大名道具』の噺の中に『金精大明神』として登場しており、子宝に霊験があり庶民に知られた存在であったようです。本妙院さんの御朱印は、イラストが可愛く人気があるようですし、谷根千散歩のついでに足を運んでみてはいかがでしょうか。
所在地 東京都台東区谷中4-2−11 慈雲山 本妙院
TEL 03-3823-0365
駐車場 無し
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