性の神様を追いかける中で、避けて通れない存在が『道鏡伝説』であります。茨城県小美玉市竹原の椿山稲荷神社には道鏡を祀る祠が有り、この地で庶民から慕われた銅鏡様の姿(デカチンぶり)を偲ぶことができます。
見た目は普通のお稲荷さんですが、拝殿の裏手に、道鏡様を祀る『道鏡法王祠』が建っています。小美玉市立竹原小学校の真ん前です。もしかしたらモテ男 道鏡様の子孫が、小学校に通っているかもしれませんね。
道鏡法王祠と祠の由来書き。日本史の三大悪人とか言われてる道鏡様ですが(私もそんな感じの認識でした)、ここ竹原では完全に銅鏡様サイドからの見方と言うか、彼への恩義や交流も有ったことからか、道鏡様の良い面がクローズアップされていることが分かります。
祠の下や中には、石製や木製の男根像が多数奉納されています。圧倒的なコミュニケーション能力と孝謙上皇の寵愛で法王の座に上り詰めた道鏡様。庶民の出ながら天皇に近い地位を手に入れました。藤原家をはじめとする周囲の人間から、とんでもない妬みが有ったことでしょう。失敗したもののクーデターまで起こされててるし。
私は性剛みたいなイメージも、追加されたホラ話だと思っていました。勝者が作る歴史というか、むかつくから下ネタにして後世に伝えちゃえ、みたいな。しかし、こうして竹原の人々は、道鏡を慕いながら千数百年の昔から安産祈願の祈りを込めて参拝し、男性のシンボルを奉納している。つまり、道鏡様は本当にデカチンだったのでしょう。(峠越えの時にチンコが重すぎて切り落としちゃったとかそういう逸話は別として)
祠の中、『道鏡様』と書かれた木札の前に立つ一本の男根像。ハテこれが道鏡様?いや、『脚が三本ある』と言われた銅鏡様にしては迫力不足。。と思っていたら、祠の裏側の下に、たぶん本物の道鏡様がいらっしゃいました。
素晴らしい安定感、そして存在感。これでこそ道鏡様でしょう。長さこそ足三本と言われるには足りない気がしますが、超人道鏡様は長さくらい自由に調整できたかもしれません。とりあえず、さすっておきました。以上、椿山稲荷神社の道鏡法王祠でした。
所在地 茨城県小美玉市竹原
駐車場 駐車場は無いがなんとか止められます
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