
年明けに藤沢→江の島→小田原を車で旅してきました。その中でも印象に残った、藤沢駅すぐそばの純喫茶「ジュリアン」のレポートがメインの旅行記録です。

JR藤沢駅の近くのコインパーキングに愛車『2代目マグナムこけし号』を駐車し、念願の喫茶ジュリアンへ。まず最初に目に飛び込んでくる、石で囲われた特徴的な丸窓。開業は1965年。まさに昭和の佇まい。ドラマや映画のロケ地としても使用されている老舗純喫茶です。
純喫茶界隈では結構有名なお店なので、昼前に訪問して店内を見渡せるベストポジションに陣取りました。ジャズが流れ、古びたシャンデリアがほの暗く照らす店内。調度類も無駄な豪奢さが無く居心地が最高です。案の定、お昼ごろになるとカップル客がチラホラと。店内の雰囲気を満喫したい方は、ランチタイムから若干時間をずらして訪問することをお勧めします。
店内の真ん中で圧倒的存在感を誇るショーケース。最初見たときは一瞬水槽かと思いました。中の食品サンプルは若干色あせていますが、その分ノスタルジーを掻き立てられます。
珍しいタイプの縦置きメニュー表。ちなみに回転はしません。お品書きにある『アイス・ド・ジュニア』とはカフェオレのことで、代々木の純喫茶トムでもこの名称を使っていますね。ちなみに電源は入っていないようでしたが、麻雀ゲーム機のテーブルが2台存在していました。
注文したカレードリアとコーヒーのセット。ドリアはこれぞ純喫茶の軽食といった感じ。意外とスパイスが効いて好みの味でした。あと写真では分かりづらいですが人参の擦りおろしドレッシングが美味しかった。コーヒーの器もシンプルで良いですね。

そして、追加注文したお目当てのペアソーダ。この器も最後の4つになってしまったらしく、すでに浅草合羽橋にも売ってないと言う貴重な品物です。味はシロップそのものの味ですが、薄いカーテンから差すセピア色の外光がソーダの原色を際立たせ、子供のころにタイムスリップしたような感覚を味わえます。
琥珀色の店内、満たされたおなか、運転による心地よい疲れのためか、何やら夢の中にいるような良い気分。いつかまた、この異空間を味わいに来たいと思います。

おなかを満たした後は、その足で観光スポット江の島へ。10年ほど前、なぜか吉祥寺からここまで歩いて来たことがあります。まだまだ若かったですねあの頃は。正面に冠雪した富士山が見えました。島に渡ってレトロなお土産屋さんを巡って貝や貝細工を購入したのですが、それはまた別の投稿で。
夜、小田原まで移動してビジネスホテルにチェックイン。足早に、食べログで調べた駅近くの居酒屋『栄ちゃん1号店』へ。念願の生ビールをグビグビと流し込み、脂の乗った鰯の刺身、名物メニューの煮込みを頂きました。駿河湾産の鰯の刺身は説明不要の旨さ。冬季限定の煮込みも良い具合に味が染み、具材は大根、蒟蒻に豆腐、ホロホロの牛スジ。全体の調和感も満点です。

残念ながら目当てのアジフライは売り切れでしたが、エビフライとチーズオムレツを追加注文。エビフライはブリブリ、チーズオムレツも絶妙なフワトロ感とチーズの量で最高に美味しかった。常連さんや店員の皆さんも温かく活気に満ちていて、地元の駅近くに欲しくなるような名店でした。
で翌日。今回の旅で最後に訪れたのが、“レトロ自販機マニアの聖地”こと『中古タイヤ市場 相模原店 自販機コーナー』です。私もそこそこ日本各地のオートレストランに行ってるのですが、80台以上ある自販機の半分以上は見たことない代物で、しかもそのほとんどが現役稼働という素晴らしいスポットでした。外壁と屋内の通路にぎっしりと自販機が設置されており、まるで美術展を回遊するかのようにたくさんのお客さんが自販機鑑賞しておりました。

そして何より驚いたのは、若いカップルや親子連れの多さ。イートイン(?)コーナーで子供たちがうどんやラーメンを美味しそうに頬張り、自販機の並ぶ通路を走り回ってお母さんにひっぱたかれておりました。昨今の自販機ブームもあってか駐車場も満杯です。当然入場だけなら無料ですので、子育て世代にも有難いレジャースポットなんでしょうね。

というわけで長くなりましたが、以上、藤沢→江の島→小田原の旅日記でした。なお、実はこの2日間でチ〇コ系を含め20以上のスポットを巡っておりまして。。今後小出しに投稿していきますのでお楽しみに!
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