埼玉県さいたま市中央区 大戸の『お聖さま』

埼玉県さいたま市の住宅地に有る、男根を模した石棒をご神体とする『お聖さま』に会いに行ってきました。

所在地はJR浦和駅のほど近い住宅地。県道に背を向けて小さな祠と鳥居が建っています。背を向けているのはご神体がご神体だけに道に背中を晒しているのか、元々あった神社の末社のみがここに残ったのか。

格子戸を開けて中を失礼いたします。ご神体のお聖さまは、データによると高さ56cm、胴部26cm。比較的小ぶりながらずっしりと座っておられます。昔から『安産』『子宝』『縁結び』『皮膚病』『下の病気』にご利益が有ると言われ、多くの信仰を集めてきたそうです。

お聖さまの周りには、願いがかなった人々が奉納したと思われる木彫りの男根がいくつも。ちなみに正面の三体はどうみても皮をかむっていらっしゃるのですが、悩みが解決して奉納したものなのでしょうか?いずれにせよ包茎の男根はご神体・奉納ブツ含めて珍しい。奉納した方の本願が叶っていることを願います。

ちなみに左隅には、「大自在天」の文字が彫られた石が有ります。大自在天はヒンドゥー教のシヴァ神のこと。シヴァ神は男根を象徴する存在のため、ここが別名『麻羅(マラ)諏訪大明神』とも呼ばれる事と何かつながりが有りそうです。

正面右側の奉納物です。ずいぶん新しいセンスですね、なんというキャラクターなのでしょうか。乳首もマジックかなにかで描いたんじゃないかな。こんな珍棒を振り回して、お巡りさんに捕まらないようにね。

ご神体の前の紙垂や奉納物も新しく感じられ、今でもお参りする人がいらっしゃるようで安心して扉を閉めました。夜にひっそりとお参りする方が多いと聞きましたが、ぜひ日のあるうちに堂々と見に行ってみて下さい。

所在地 埼玉県さいたま市中央区大戸1丁目31

駐車場 無し 付近にコインパーキング有り

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です