かつての上高萩・下高萩村の鎮守、高萩・白髭神社の金精様に会ってきました。ちょっと窮屈そうでしたが、大切に祀られておりました。
シンプルな神明鳥居をくぐり、150mほどの長めの参道を歩きます。朝一番で行ったので、杉並木の中で小鳥のさえずりが気持ちよかった。
素朴な拝殿と、最近よく見られるコロナ退散お札のご案内。白髭神社の祭神は猿田彦命(古くは渡来系の神を祀っていたとも)。猿田彦命の長い鼻は男根の象徴であり、この神社に金精様がおわすのも何か関連が有るのかもしれませんね。
拝殿の脇の社務所を横目に本殿左奥に進むと、金精様の小さな祠がおわします。社務所の壁に金精様の説明書きがあるのですが、風化のためほとんど読み取れませんでした。
長さ20㎝ほどの金精様が、珍しい瓦質の小祠の中にいらっしゃいました。木製の祠も趣きが有りますが、長年の風雨で劣化著しいものも見受けられます。信仰の担い手が失われないための配慮なのか、こういうのは何だか嬉しい。それにしてもご神体に比べて大ぶりな賽銭箱の上に先っちょだけ顔をのぞかせた金精様、かわゆす。。
夫婦円満、縁結び、子授けの御利益がある金精様。今の金精様は二代目のようで、初代は氏子の方の畑から出土して神社に奉納されたが戦後に盗難にあい、現在のものになったそうです。風化が進みかろうじてフォルムを保っているような状況ですが、立派な祠と増設されたトタンの庇に愛を感じました。もっと多くの方に知ってもらって、お参りしてほしいなあ。
ついでに近所の太平洋セメントを見物に行ったんですが、日曜日だからか守衛さんがおらず塀の外からの撮影にとどまりました(たぶんそれでも入れなかったと思うけど)。その圧倒的な存在感で、工場萌えの方々にはたまらん場所だと思います。以上、埼玉県日高市白髭神社『金精様』のレポートでした!
所在地 埼玉県日高市高萩1608
駐車場 拝殿横に駐車場らしきスペース有り
TEL 042-989-1257(宮司宅)
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