知らない街に行くとき、まずはその街の純喫茶か大衆食堂に行くことにしています。安くて旨い絶滅寸前のメニューを味わい、街の歴史に思いを馳せる。。今回は茨城県下妻市の『ペンヤ食堂』にお邪魔しました。
外観からしてすごい物が有りますね。昭和で時間が止まっているような。。お店のおばちゃんに駐車場を案内してもらって、いざ店内へ。『ペンヤ食堂』の名前の由来は、元々今の店主の祖父の代に万年筆屋の『文化堂』を営んでいたためだとか。近所で『ペンヤさん』で通っており、そのまま店名にしてしまったようですね。
見よ、このクラシックかつ美しい店内を。創業から半世紀を超えているとの事でしたが、お掃除が行き届いて綺麗です。調味料トレイのお花にも心が癒されます。店内は昼食時ということもありあまり撮れませんでしたが、厨房周りやカウンターその他もとても良い雰囲気でした。
壁のお品書き。魅力的なメニューばかりで目移りしてしまいます。大衆食堂によくあることですが、お酒、納豆、目玉焼き、単品料理も有り『ちょっと一杯』にも対応できる素晴らしさ。ああ、来られるものなら毎日来たい。
まずは普通のラーメン。『の』の字のナルトがうれしい。私はラーメンのレビューは知識が無くて出来ませんが、麺は固めで縮れていて食べ応えあり。海苔、青菜、チャーシュー、メンマはどれも味濃いめで存在感が有ります。少なめに感じるスープはちょっと甘い醤油ベース?とにかくこれで420円は破格なのではないでしょうか。
炒飯も、ごま油の香りが薫る昭和テイスト。紅しょうがのアクセントも効いてかなり美味しいです。ちなみに私は初めての大衆食堂に行ったとき炒飯とオムライスの選択でかなり迷いますが、今回はいわゆる『口が炒飯状態』だったので迷わず炒飯。ここでカレーが大好きな『黄色いカレー』だったりすると、さらに選ぶのに時間がかかるわけです。。
以上、下妻市の大衆食堂『ペンヤ食堂』のレポートでした。コロナ禍や経営者の高齢化も有り、街の歴史を語るような名店が加速度的に消えていっています。いつ行くか?今ですよ!
ペンヤ食堂
所在地 茨城県下妻市下妻丁114-2
お問い合わせ 0296-44-2808
定休日 火曜日
駐車場 道路を曲がったお店の裏手に駐車場有り 約10台