神奈川県厚木市七沢、都会の喧騒から離れた秘湯の一軒宿『かぶと湯温泉山水楼』、には目もくれず、その入り口近くにおわす男根型の道祖神を参拝してまいりました。
県道64号線から入って、温泉入口の三叉路の手前左の崖の上に、道祖神がひっそりと並んでいます。ちなみに神奈川では、道祖神を『セーノカミ』や『サイノカミ』と呼ぶところが多いようです。塞の神は分かりますが、『セーノカミ』と呼ぶところにローカル色が出てて良い感じですね。
ひときわ目を引くのは中央のタマタマ付きの立派な道祖神。男根を模しているのは道祖神への『夫婦和合』や『子孫繁栄』への祈りから。あと、祖神の一つである猿田彦命のデカチン伝説から。
右隣りの小型の道祖神。俗に言う『玉の方がでかいやん』という感じですが、つくった石工さんのがこんな感じだったのかな。『大きさじゃないんだ!』という心の叫びでしょうか、正直でよろしいですね。
角度的にこの写真だと分かりづらいのですが、後ろにくっついているのは墓石なんかに有る水鉢のようにも見えますので、元々は違う形で祀られていたのかもしれません。
左隣のおかめ男根型道祖神。顔の有るこのおかめタイプは結構よく使われる共通のモチーフで、大小含め各地に見られます(参照:愛知県瀬戸市 妻神社の顔面付き男根)。ちょっとふてくされているような表情が印象的。お手頃な手のひらサイズで何とも可愛らしいです。
道祖神の左奥にはぶんぶく茶釜のタヌキや七福神などの焼き物が無造作に転がっていました。以前はきちんと祀られていたのかもしれませんね。訪問したのは真夏なので、この場所もほっとけば草ボーボーになっていたはず。草刈りはきちんとされているようで安心です。
詳しい由来などは調査不足につき全く不明で、今回は宿に聞く勇気も無し。また何か分かったら追加で書きます。ともあれ神奈川県中部の大山近辺も、道祖神や男根像の知られざる宝庫であることを最近知りました。ほんと、たくさん有りますよチンコ!ぼちぼちレポートしていきますのでお楽しみに!
住所 神奈川県厚木市七沢
駐車場 無し ご迷惑が掛からないように停めましょう
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