愛知県北設楽郡東栄町、奥三河青年の家の入口にある『大森さいの神』を参拝してきました。抱っこしたくなるような丁度良いサイズ感の、玄関に欲しくなるタイプの神様でした。
奥三河青年の家入口の右側に案内板があり、場所はすぐ分かりました。施設自体は使用されていないようで、そこはかとない廃墟感が漂っていました。軽トラが置いてあったのでどなたか管理されている方がいるのかもしれません。
いましたいました、丁度よいサイズの可愛らしいのが。案内板は一般的なサイノカミの説明になっており、このサイノカミ自体の由来等は分かりませんでした。ただ説明にある通りサイノカミや道祖神は辻や道沿いにある事がほとんどですので、敷地内にある大森古墳の場所に合わせて近所から移設されてきたものと思われます。
身の丈は大体50センチくらいでしょうか。形はシンプルないわゆるマツタケ型。サイズ以上の重量感を感じさせる石製で、根本が接着されていなければ思わず抱っこしたくなるような神様です。お賽銭は見当たらず参拝する方はほとんどいない様子。しかし周囲が適度に整備されているのは嬉しく思います。いつも通り尿道口にお賽銭を備えてきました。
いろんな角度からサイノカミ様を撮影。角度によっては全く別の神様にも見えてしまう不思議。『角度の妙』というヤツですね。ゼニゴケの生えている位置もうるさすぎず絶妙です。何かこう、程よく整備されて、主張少なく、ただただ『そこに在る』感じ。
チ〇コの神様界にもスター選手みたいなのがいて、煌びやかに祀られ、遠方からも信仰を集め、触られすぎて黒ずんでいる神様もたくさんいらっしゃいます。もちろんそれは大変良き事なのですが、私はこの大森のさいの神様に大きなシンパシーを感じるわけであります。私は何を言ってるんでしょうか?
奥三河青年の家(跡地?)の周りには、おそらく学校の研修で利用されていたっぽい東栄グリーンハウス、旧本郷小学校跡、花祭会館などが建っています。新しい建物もあり、年末で人っ気が全く無かったですが機能している建物もある模様。民芸館の前に立つ謎の木造が異様な存在感を放っていました(弓矢だけに)。前述の大森古墳も有りますが若干の盛り土地形が確認される程度。まあ、古墳ってだいたいそんな感じですよね。
おなかすいたので、途中で見つけていたいい感じの喫茶店でナポリタンを食べました。ケチャップの酸味で眉間がヒリヒリ痛む、素晴らしき昭和のナポリタン。やっぱ愛知県といえば鉄板焼きナポリタンですよ!以上『大森のさいの神』のレポートでした!
住所 愛知県北設楽郡東栄町本郷大森1 旧奥三河青年の家敷地内
アクセス JR飯田線で東栄駅下車。町営バス東栄線「本郷」で下車し、徒歩10分。
駐車場有り ほぼ駐車し放題
コメントを残す