熊本県宇土半島某所『女石観音のご神体』

熊本県の宇土半島、有明海に面した国道から少し入った場所に『女石観音』がひっそりと建っています。後述しますが、荒れ果てており危険なうえに何かと微妙な立地ですので、所在地の詳細に関しては当ブログ初の『ヒミツ』とさせて頂きます。

海へ降りる階段を降りていくと、踊り場のような少し開けた場所に幾つかのオブジェとお堂が見えてきます。石柱に書かれた『女石観音』の横には『金儲の開運』とあります。安産子育ての神様だとばかり思ってたんですが。。

岩に腰掛ける人魚像と、立派な男根を抱えた赤い猿の像。このお猿さんは熊本の郷土玩具『子宝の木の葉猿』かと思われます。ちなみに、後日訪問した熊本市の弓削神宮にも木の葉猿が奉納されてました。

同じくお堂の前に有る男根型の手水場。尿道部分から水が出る構造に思えますが、どうやら今は水が出ないようでカピカピになっておりました。

お堂に入る前に階段をもう少し先へ降りてみました。階段の突き当りは美しい有明海です。この日は風もなく波も静かで、しばしウットリ。

海へ出て右側へ向かうと崩れかけた遊歩道があるのですが、少し進んだ右手脇に私の超高感度『ち〇こアイ』が反応しました。私の目はごまかせません。

石垣の上に作られた祭壇状の構造物、そして控えめながら、確かな主張を感じるその割れ目ちゃん。俺でなきゃ見逃しちゃうね ⒸHUNTER×HUNTER そう、これはまさに女陰石ではありませんか。

もしかしてこれが『女石観音』の『女石』の事なのかも。とすればやっぱりここは安産子育ての神様じゃなかろうか。本堂前のオブジェの方向性を見ても、これで金運の神では説得力が無いように感じますし。で、これも見逃しちゃうところですがちゃんとお穴様も有りましたのでやっぱり女陰石だな。穴の中では何故か、不届きなカタツムリが一匹干からびておりました。

女陰石の逆側にも何かありそうでしたが、石垣が崩れてたり道が藪に埋もれてたりゴミの不法投棄があったりと危険ですので、行くのはお勧めしません。目を凝らすと遠くに何かの人工物が見えましたが、流石の私も過度な冒険はやめときました。

気を取り直して本堂へ。やあ人魚姫さん、また帰ってきたよ。変態が。

お堂の中には賽銭箱と、洞を女陰に見立てた自然木のご神体。天井ギリギリの巨大さで、寂れっぷりからすれば意外と立派なご神体です。賽銭箱に『御産撰箱』と書かれているところは、安産子育ての神様っぽさが出ていますね。

ご神体の横には、額に入った『長寿の心得』が。ちなみに手前の紙袋に入っているのは最近お供えされたと思われる、なかなかハードな大人のオモチャです。長寿の心得じゃなくて、木花開耶姫神社みたいなエロ俳句だったらバランス取れたのにね。

再び海へ出て、遊歩道のベンチらしきもので一休み。この場所、今は荒れ果てているけど、例えばカップルに縁結びスポットとして来てもらうためにとか、結構頑張って作ったんじゃないかなと思えてきました。

この場所に関する情報はネット上含め殆どないのですが、木の葉猿を奉納したと思われる「木の葉猿窯業」さんにお話を伺えば何か分かるかもしれません。

(女石観音探索中にたまたま立ち寄った長部田海床路 写真撮影にオススメです)

ちなみに訪問前に国道沿いでお年寄り数人に聞き込みしたのですが、誰もこの場所のことを知りませんでした(集落の長老を紹介してもらったりして、ほんと皆さんご親切にありがとうございました)。個人的にはお気に入りの場所となったのですが、まあ立地が立地だけにあまり有名にならない方がいい場所かもしれません。もし行かれる方は自己責任でお願いいたします。

以上、熊本県宇土半島某所『女石観音のご神体』のレポートでした。

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