東京都多摩市「唐木田稲荷神社の金精様」

様々な理由で引っ越してきた神様が身を寄せ合う、東京都多摩市の唐木田稲荷神社。この地域では珍しい双体型の道祖神と金精様を参拝してきました。

お稲荷さんだけど赤くない、唐木田稲荷神社の立派な両部鳥居。本殿もこれは春日造かな?すぐそばにやたらと中央分離帯の広いぶっとい道路「南多摩尾根幹線道路」が走ってますが、意外と静かな境内です。

境内に小さな祠や石仏がぽつりぽつりと点在しています。右の写真は寛政11年(1800年)建立の庚申塔。お掃除が行き届いていて雰囲気が良く、都内にいることを忘れてしまいそうな静謐さです。

境内入ってすぐ左の覆屋の中に、近隣から集められた石仏が安置されています。薬師如来に聖観音、地蔵菩薩など。どれも建立から300年以上の石仏で破損著しく、光背ごと首から折れてしまっているものもありました。

写真の右から、多摩地域では唯一といわれる貴重な双体型の道祖神、文字碑の庚申塔、そしてお待ちかねのチ〇コです。

ちなみに道祖神と庚申塔はもともと離れた場所の辻に立っていたのですが、戦時中に「道祖神像が男女イチャラブで風紀が乱れる!けしからん!」というしょうもないお咎めで、この神社の参道近くに引っ越してきました。その後、平成元年の神社再建に合わせてこちらの覆屋に安置されることになったそうです。

お待たせしました。こちらが今回の主役の金精様。写真だと見にくいですが、サオに当て字で「魂勢宮」と書いてあります。ずっしりとした石製のカリデカ君で、根本に台座らしきものが付いています。この金精様には「女性が〇〇〇を当てると子宝に恵まれる」という言い伝えが有りますので、女性が金精様と向かい合って台座に跨ったのかもしれま(ry。

ちなみに金精様は入口の樹木の根元に有ったところを盗難にあい、昭和52年に再建されたのだそうです(盗んだやつチ〇コ折れちゃ(ry)。というわけでこの覆屋に集まった石仏様は、怒られたり立ち退いたり盗まれたりと、なかなかヘビーな歴史を歩んでこられた方々。これからはこの覆屋で快適に末永く暮らして頂きたいと願い、お賽銭をチーンと投げ入れました。

以上、東京都多摩市「唐木田稲荷神社の金精様」の参拝記録でした!

住所  東京都多摩市唐木田1丁目13−4

アクセス 小田急多摩線 唐木田駅より徒歩6分

駐車場 神社入口に1台停められる余地あり

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