千葉市の静かな住宅街にある万蔵院。その境内の祠の中に、ご立派な木製のイチモツと女陰に見立てた珍木様が祀られていました。
こちらは本堂。万蔵院は真言宗のお寺で創建年代は不明。以下、千葉縣千葉郡誌より抜粋します。
都賀村殿台字前畑にあり。阿彌陀如来を本尊とす。堂宇間口六間奥行五間なり、庫裡間口六間奥行参間なり。境内坪數百四十三坪にして一宇の釋迦堂あり。境外所有地として七反一畝十二歩を有す。檀徒人員百八十七人あり。由緒不詳。
本堂脇に、石仏・石塔群、太子堂と並んで子宝豊栄神の祠が建っており、その中に件の男女ペアが納められています。それにしても、遠めから見てもこの存在感ッッ。
男根と女陰のペアは陰陽石と呼ばれることも多いですが、木製の場合は陰陽木(おんみょうぼく)とでも言うんでしょうか。共に150㎝ほどの巨大さで、色褪せた風合い、注連縄を施された御姿に神秘性を感じます。
まずは男根様の方から。シンプルかつ迫力のある造形、尿道口の作りに思い切りの良さと勢いを感じます。裏側に回ることが出来ませんでしたので、カリ首部がどうなっているかは不明。やはり、こうした時のために伸縮ポールを購入せねば!
で、こちらが木の洞(ウロ)をアレに見立てた女陰木像。悪さを覚えた男子中学生が木を見るたびにムラムラしちゃうパターンのやつですね。秘中の秘の部分が若干赤くなっているのは見なかったことにしておきます。
更によく見ると、木の洞(ウロ)の中にも観音様が。木自体を厨子に見立てているのか、それとも胎内仏的な観音in観音ということなのでしょうか?ちなみに木像の上にも一体の観音様がおわします。いずれにせよ、どちらも迫力満点でご利益有りそうな男女ペアでした。
祠内部には、子宝豊栄神の説明板と、祠を建てた時に撮影されたのでしょうか、当時の氏子さんか檀家さんの集合写真が有りました。お寺は無住のようでしたので、恐らく代を変えて今も祠などの管理をされておられるのでしょう。本当にご苦労様です。ありがとうございます。
で、余談ですが万蔵院からすぐ南に下った辻に小さな石祠が有りまして個人的に注目していたのですが、この祠にある事件がッ!
4年ほど前に訪れた時には、祠に写真のような石棒と意味深なtwo ballsが祀られていたのですが、今年(2022年)の1月に再訪したときには、何故か姿をお隠しあそばされておりました。どこかで漬物石にされていないか心配です。ご存じの方はぜひご連絡を。。
以上、千葉県千葉市若葉区殿台町『万蔵院の子宝豊栄神』の参拝記録でした!
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